一期一会

今日はポカポカ気持ちの良いお天気でした☀️

今年の冬は何だか寒暖差が激しい気がします❄️

寒くなるとなぜか無性にチーズが食べたくなるんですよね。冬はチーズの季節🎵

備忘も兼ねて、最近食べたチーズたちの紹介を。

🇫🇷クロミエ(無殺菌乳)🇫🇷

店員さんのおすすめで購入したクロミエ。ブリー三兄弟の末っ子と言われる、500gサイズのチーズ。本当に状態が良く、厚みもしっかりあって、中のとろりと熟成した生地を堪能できました。あまりしょっぱいものや味が強すぎるものは苦手だけれど、今回のクロミエは本当にバランスが良く、クロミエの実力を感じた一品でした。写真を撮り損ねたのが悔やまれる…。クロミエは殺菌乳のものと無殺菌乳のものがありますが、個人的には完全に別物(!)なので、無殺菌乳の状態の良いものに出会ったら、ぜひ一度食べてみてください💕

🇫🇷カンタル(アントゥル・ドゥー)🇫🇷

まるで石臼みたいなゴツゴツした外見。起源は数千年も遡ると言われる、カンタルの山でローマ時代から造られてきた歴史のあるチーズ。一般的には「穏やかな味」「素朴な味」と言われるけれど、初めて食べた時の感想は、マヨネーズみたいな味だな、と(笑)。チェダーチーズの様な酸味の強いチーズはあまり得意ではなくて、これまでそんなに好きなチーズではなかったんです。アルパージュさんでサレール(※)を初めて食べた時に、素朴だけれど奥深い、優しい味わいに感動し、もう一度カンタルを食べてみることに。アントル・ドゥーは90〜210日間熟成のもので、まるで味噌の様な深い味わい。お茶や日本酒にもよく合います🍶 美味しかった!

※カンタルと同じ地域で4/15〜11/15の7ヶ月間だけ生産されるチーズ。カンタルと違い、サレールは無殺菌乳で造られる。

🇫🇷ブリアサヴァラン・アフィネ(無殺菌乳)🇫🇷

何だか最近無性にブリアサヴァランが食べたくて、一度目は完売してて買えず、二度目の挑戦でようやくゲット。この厚みのある白カビの皮と、食べるとミルクの香りとコクが口いっぱいに広がるとろりとした味わいが大好きです。今回の子はまだ比較的芯がある状態でした。皮の部分は少しピリッとした風味があり、中身のくちどけはスーっとなめらか。どんなワインにも合わせやすいけれど、個人的にはシャンパンとかスパークリングと合わせると悶絶します(笑)

個人的には、ボヌールさんで食べたフランスMOF熟成士ロドルフ・ムニエ氏のブリアサヴァラン・アフィネが人生最高峰でした🌟

🇮🇹フォンティーナ(無殺菌乳)🇮🇹

イタリア北部の山のチーズ。スイスとの国境、ヴァッレ・ダオスタ州で産地。皮を塩水で洗いながら熟成させるので、モルジュのスパイシーな風味やナッツの風味がしっかりきいています。こちらは初めて食べたけれど美味しかった!これでフォンドゥータ(フォンティーナ+牛乳+バターで作るフォンデュで、この地方の郷土料理)作ったら美味しいだろうな。

🍑クリームチーズ  ピーチメルバ🍑

クリームチーズに桃の果肉、ラズベリーとイチゴのソースが練りこまれたデンマーク産の甘いチーズ。まさに贅沢なレアチーズケーキそのものの様な味わい。バケットの上に乗せて食べるのもおすすめです✨

チーズってつくづく一期一会な食べ物だなぁと思います。

プロセスチーズとか、ロングライフチーズとか、いつも安定して同じ味のものもあるけれど、無殺菌乳製のチーズは特に同じ種類のチーズでも全く味わいが違う。その時々のミルクの状態、造り手や熟成士の技術、保管の状態や熟成度合。いろんな人の手によって唯一無二のチーズができあがる。食べる度にチーズの新たな一面を知ったり、今までのイメージが大きく変わったり。理想のチーズに出会えた時の感動はひとしおです。

チーズとの出会いはいつも新鮮で刺激的。だからやめられないんだろうなぁ。

最近はスーパーでもいろんなチーズを取扱っていますが、機会があればぜひ、専門店で最高の状態のチーズを試してみることをおすすめします😊✨